2021年6月19日BizCafeよっかいち
2021年07月07日
■テーマ
「異業種から経験ゼロの事業で起業
～スタッフ自ら成長する職場環境づくり～」
開催日 2021年6月19日（土） 10:00～12:30
■講師
株式会社PlanB
代表取締役 浜中 俊哉（はまなか・としや）氏
■講師プロフィール
三重県出身
明治大学商学部商学科卒業
大学卒業後、東京で証券業に4年半従事。
その後、地元で家業である製造業に9年従事するも、親族争いが絶えず裁判沙汰になり退社。
同時期に身内が要介護者になり壮絶な在宅介護看護を経験。
在宅看護・介護のインフラが充実していないことを知り、利用者の立場から本当に必要とされるサービスを 作るべく2014年に三重県四日市市に 株式会社PlanBを創業。
全くの未経験で在宅介護医療護の分野で起業、半年の準備期間を経て2015年5月に四日市市日永で「しらゆりケア」という屋号で訪問看護ステーションを開設。
以降介護看護のワンストップサービスを掲げ毎年新規事業を立ち上げてきた。
<主な事業 開設年>
2015年 ・訪問看護ステーションしらゆりケア
・プラスチック押出成形品企画製造加工
・外国人技能実習生事業
2016年 ・訪問介護しらゆりケア
・しらゆりケア生活支援サービス
2017年 ・居宅介護支援事業所しらゆりケア
2018年 ・ナーシングホームしらゆりケア
・訪問看護ステーション立上げ・運営・コンサルティング事業
2020年 ・ナーシングホームしらゆりケアkomorebi
2021年 ・千葉県我孫子市に障がい者GHしらゆりケア（仮称）オープン予定
前職の経験も活かした分析や問題解決、徹底した見える化によりスタッフが共通認識を持ち働きやすい環境つくりや福利厚生の充実を実践し、主体性のある組織つくりを実現されている浜中氏。
組織は「人」であると分かりつつも、職場環境、福利厚生って何をどうやって整えるのかなかなか有効な手段を見いだせない事も多い中、実際に行っている具体例も含めお話いただきました。
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証券業・製造業に従事されるも全く経験のない介護保険事業で起業された浜中様。
まずは、どういった経緯で経験ゼロの事業で起業しようと思ったのか、未経験だったからこそ直面した壁などについてお話しいただきました。
浜中様ご自身が在宅看護介護をご経験し、利用者の立場から本当に必要とされるサービスを作りたいと強く思い、2014年に株式会社PlanBを創業。
介護保険事業のご経験がなく、ただ利用者側の意見から起業したこともあり、お取引先を怒らせてしまった失敗談もお話しくださいました。（もちろんそのあと和解し今は話のネタに！）
「看護」「介護」は大変だ！といったイメージがある為、やはり従業員がなかなか集まらないのが現実。
そこで、浜中様は職場の組織・環境づくりから見直し、フェーズ別に改善をおこなっているとのこと。
例えば･･･。
「社員に聞け！」
・スタッフの自己評価表から意見を聞き、業務や環境の改善をしている。
「ホウレンソウは古い！」
・報告・連絡・相談は人の時間を奪ってまでするものではない！
・感情を入れずに事実に基づいて報告。30分以上の電話はしない！
その他、キャリアマップの明確化でスタッフがキャリア目標を立てやすくしたり、忙しさの数値化見える化、縦割りではなく横割りの委員会制度をつくりフラットで自主性のある組織つくり、などなど…。
上げだしたらきりがない程多くの徹底した組織・環境づくりに対する工夫をお話しいただきました。
最後には、浜中様のポリシー（がむしゃらに・ダイナミックに・人の為に…など）を伺い、緻密な計算の根底にある熱いビジョン、お人柄が垣間見られました。
質問タイムやブレイクアウトルームを使用した交流会では、いろんな観点からたくさんの質問があり、一つ一つ丁寧にお答えいただきました。
起業を考えている方、すでに起業されている方、起業家のサポートをしたいと考えている方などなど、
業種ともに様々な方にご参加いただいているため、たくさんの気づきや、思わぬ共通点などが見つけられた交流会でした。
「BizCafeは “ノウハウ”もありますが、起業の先輩などからの実際の経験談を通じて、同じ起業を目指す方や、いろいろな業種の方、起業を支援する方などの交流の場となることを大事にしています。
いろいろな背景や業種を持つ参加者の中から、もっと詳しく聞いてみたい方、信頼できる相談相手などが見つかるかも。そんな交流がオンラインでもできるよう工夫をしていきます。
次回もお楽しみに。
