2018年05月23日

■テーマ　

「ちいさな飲食店は店舗展開せず、単価アップを狙う

～従業員一人だって社員持ち株会は必要～」

■講師　　

株式会社クォーツ

代表取締役　松原充久（まつばらみちひさ）氏

■講師プロフィール

大阪芸術大学芸術学部写真学科
三宝化学工業株式会社
阿部写真印刷株式会社
凸版印刷株式会社
DTPの黎明期にネットワークを使用した情報発信に触れ、日銀短観のPDF化、ケーブルテレビ向けコンテンツサービスを行う。

2000年6月にベンチャーキャピタルの出資を受け、インターネット動画配信サービスを目的に、株式会社ディーテレビを設立、富士通、KDDIに動画メニュー配信サーバを販売するも軌道に乗らず2010年、4年をかけて清算廃業。

その後、広告写真撮影を中心にスタジオ・クオーツを設立、飲食店メニュー、チラシの作成を行う。
2014年メニュー作成の延長から、フレンチトースト専門店「ツバメカフェ」を開店。
SNS、口コミ集客を中心に田舎でも成立する専門店、予約で埋まるカフェ経営を行う。

-------------------------------------------------

5/19(土)のビズカフェは、

株式会社クォーツ代表取締役　松原充久（まつばらみちひさ）様をお迎えし、

『ちいさな飲食店は店舗展開せず、単価アップを狙う

　　　　～従業員一人だって社員持ち株会は必要～』というテーマでお話いただきました。

実は今回で4回目のご登壇となる松原様。

簡単に経歴をお話頂き、現在の事業内容についてお話頂きました。

今回メインとなるのはツバメカフェの経営について。

飲食経験ゼロから、勉強して開業し今に至るまで、そしてこれから。

口コミで席の半分を予約で埋める人気カフェの、経営の努力や苦労、

慢性的な人不足の中での新たな取り組み等、細かくお話頂きました。

SNSを徹底活用し、口コミのみで予約が埋まるフレンチトースト専門店。

そこには専門店ならではの大変さが。

おいしい料理を提供し続けるだけでも、並々ならぬ手間がかかる。

目標として掲げているのは　”カフェで客単価2,000円越えよう”　

客単価が高い理由とは…！？　　目標達成まであと少し！

そして、慢性的な人不足から、働き手を正社員のみとし、2名雇用した経緯についてのお話。

1店舗のみの小規模経営で新卒パテシエ採用に至るまでの苦難。

経営はギリギリとなるがそれでも正社員にこだわった理由。

それにより改善されること、変わる事。

正社員雇用の為の、働き方や待遇の見直し。

最後に、毎年作成するようになって改めて事業計画書の大切さを感じていること、

信用の築き方がわかったこともお話頂きました。

---

「おいしい野菜を、そして面倒でも手間のかかる料理を。」

採算度外視でいいものを出す。そのための手間の部分を、社員ではなく経営者（自分）が

やっているという現状を、これからどれだけ社員に割り当てられるか。

集客しづらい夏に、どうやって売上げを維持していくか。

参加者の質問タイムで、今後の課題や、付加価値・こだわりが更に掘り起こされました。

１店舗しかないカフェが正社員を採用したチャレンジの結果については・・・

また１年後に結果をうかがいたいと思います。

ツバメカフェの特製ケーキと紅茶を頂きつつ、交流会も盛況でした。

BizCafeレポート 〜これまでのBizCafeよっかいち〜